眺めのわるい部屋〜山奥で木を削る日々〜山奥の村で4匹のウサギと暮らす木工家の製作日記

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杉のテーブル(座卓) 前編 09:42
杉の一枚板を使ったテーブルを作りました。




これが材料の杉板です。
自然乾燥で7,8年寝かせてあったモノです。
この状態で長さが2メートルほどありますが、
小口にひび割れが多いため、5尺(150cm)に仕上げる予定です。





これは木裏。芯付近に結構腐りが入ってます。
銘木というよりは変木に分類されそうな木ですが、
100年以上の年月を経てきた古木なので、
節の跡や入り皮、腐りなど、自然木ならではのさまざまな表情が
楽しめる良材だと個人的には思っています。





ベルトサンダーを使って荒削り。
なかなか綺麗な木目と色をしています。
両端は切り落とす予定のため削ってません。





長さを5尺にそろえる為に両端を切断しました。
木目とひび割れの具合を良く見ながら、慎重に切断するラインを決めます。
ほんの数センチでガラッと雰囲気が変わる所が怖いというか面白いというか・・・。






いわゆる耳付き材の為、皮肌が残っているのですが、そのまま使うには
すこし状態が悪いようです。





枝の跡の周りの入り皮が結構深く入り込んでます。
これは削って仕上げた方が良さそうなので、
この時点で削る事に決めました。





木表です。
腐ったり痛んだりしてる所を綺麗に掃除して、180番のペーパーをかけた状態です。
ここで木表はしばらくこのままにしておいて、木裏に取り掛かります。





木裏。
ここも鎖や痛んだ所を綺麗に取り除き、その後強度に不安があったので
板を埋め込みました。
普通は契りを入れるのですが、結構大きな溝が出来てしまってるので、
ちょっと大げさかも・・・と思いながら強度アップと暴れ防止のために
板で補強してみました。





こちらはケヤキの板です。

深さの目安にトリマーで何箇所か掘り込みを入れ、
その後は鑿で穴を掘り、ケヤキの板を叩き込みました。
スキマだらけでは意味が無いので、ケヤキの板が突っ張り気味に
なるように穴を掘ったのですが、こういう細工をする時は、見えなくなる裏の方が
何故か上手くいくような気がします(笑)。



こちらはタブ。
同じように叩き込みます。
よく乾燥していて狂いの無い板をストックしてある端材から探し出しました。


本当は吸い付き桟で仕上げるのが正統派なのでしょうが・・・。
個人的な好みも有って、よほどの事がない限り桟を入れる事はありません。
薄い板なら効果的だと思いますが、2寸以上の厚みの板が暴れだすと、桟を入れても・・・。

木の暴れ対策は、材料選びの時点で、よく乾いて狂いの少ないものを選ぶ
事で対処してます。
(こうやって書くと簡単な事のようですが、実際に木を選ぶのは難しいです。
もっと経験をつまなければ・・・)

この辺の仕上げ方は、好みの問題以外でも、木の種類や使用状況などでいくらでも
やり方があり、これが正解という方法は一つではない所が、木工の難しい所であり、
また面白い所でもあるのだと思います。








ほぼ仕上げが終わった状態です。
塗装の前にじっくりとチェックをして、問題が無ければいよいよ塗装に入ります。

その工程は後編で・・・。


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| テーブル | comments(2) | trackbacks(0) | posted by 父Boo -
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Comment








新しいブログの開設、おめでとうございます!!
早速拝見しましたが、父Booさんのお仕事は実に奥が深いですね。
釘1本まともに打てないこともある私にとって、ひとつのテーブルが
できていく工程というものは、とても興味深いです。
それにしても7〜8年も木を寝かせるんですか。
いいものを作るためには、じっくり時間をかけなきゃならないと
いうこと、素材の持ち味を生かすことなど、いろいろなことが
要求されるんですね。
専門的なことはわかりませんけど、続きを楽しみにしています!!
posted by 神戸のかものはし | 2007/11/06 6:08 AM |
>>神戸のかものはしさんへ

早速のご訪問有難うございます。
奥が深いのは確かですが、私はまだまだ底が浅いようです(笑)。
完成品だけでなく、作業工程を見せるブログってあまり無いような気がしたので、作ってみたのですが、
これからどのようにしていくのが良いのか、まだ良くわかりません。
なので、気が付かれた事があればアドバイス頂けたら幸いです。

あ、釘打つのって難しいですよ。
まともに打てるようになれば一人前です(笑)。
posted by 父Boo | 2007/11/06 10:41 AM |
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